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第3章 同僚のバイクで知った「怖くない」という感覚

■ 正直、まだ自信はなかった

セローを手放したあとも、
「自分はバイクに向いていないんじゃないか」
そんな気持ちは、正直どこかに残っていた。

免許はある。
でも、実際に走ることへの怖さは消えていない。

そんなとき、職場の同僚が声をかけてきた。

「今度、ちょっと走りに行きませんか?」


正直、一瞬迷った。
また怖い思いをするんじゃないか。
また「やっぱり無理だった」と思うんじゃないか。


さこ氏

「いや…俺、バイク怖いんだけどな…」

それでも、
「借りるだけ」「ついていくだけ」
そう思って、ツーリングに参加することにした。


■ 走り出して、最初に感じた違和感

エンジンをかけて、ゆっくり走り出す。
後ろに車が来る。
交差点に近づく。

──でも。

「あれ?」


さこ氏

「思ってたほど…怖くない?」

セローのときに感じていた、
あの“足がつかない不安”がない。

停止するときも、
「ちゃんと足が出る」という安心感があった。


■ 恐怖より先に、景色が入ってきた

走っているうちに、
風の音や、景色が目に入ってくる。

「怖い」よりも先に、
「走っている」という感覚が残った。


「ゆっくりでいいですよ。後ろは任せてください」

この一言で、肩の力が抜けた。

さこ氏

「あ、これ…楽しいやつだ」


気づいたら、
「怖いかどうか」を考えていなかった。


■ セローとの決定的な違い

あとから振り返って思った。

  • 足つきの安心感
  • 車体の安定感
  • 「止まれる」と思える余裕

セローが悪いバイクだったわけじゃない。
むしろ、いいバイクだと思う

でも──
自分には合っていなかった。


■ この体験が、次の一歩を決めた

ツーリングを終えた帰り道、
頭の中に浮かんだのは、はっきりした考えだった。


さこ氏

「自分に合うバイクなら、ちゃんと楽しめるかもしれない。
           そして誰かと一緒ならさらに安心だ」

この日を境に、
「怖いからやめる」ではなく
「合うバイクを探そう」と思えるようになった。

そして次に向かったのが──
MT-03だった。

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この記事を書いた人

理学療法士歴25年。
中枢神経疾患リハビリとパラスポーツ支援に取り組み、専門学校講師もしています。
趣味はバイク・登山・筋トレ。
健康と趣味を楽しむ体づくりを発信中。

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