こんにちは、皆さん。理学療法士の道場です。今回は、私が実践している16時間断食と朝のウォーキングおよびジョギングの組み合わせについて、その効果をエビデンスに基づいてお話しします。これらの方法を組み合わせることで、健康とフィットネスの向上を目指しています。一番の目的は減量です。
Point
16時間断食と朝のウォーキングやジョギングの組み合わせは、体脂肪の減少、心血管機能の向上、メンタルヘルスの改善に効果的です。
Reason
16時間断食は、エネルギー代謝を最適化し、体脂肪の燃焼を促進します【1】。さらに、朝のウォーキングやジョギングは、有酸素運動として心血管機能の向上や全身の健康に寄与します【2】。この組み合わせは、効率的な脂肪燃焼と心身の健康に多くの利点をもたらします。
Example
16時間断食の効果
16時間断食は、以下のような健康効果があります:
- 脂肪燃焼の促進: 断食期間中、体は蓄積された脂肪をエネルギー源として利用するため、脂肪燃焼が促進されます【3】。
- インスリン感受性の向上: 断食はインスリン感受性を改善し、血糖値の管理を助けます【4】。
- 炎症の軽減: 断食は体内の炎症を軽減し、慢性疾患のリスクを減少させる効果があります【5】。
- 細胞修復の促進: 断食はオートファジーと呼ばれる細胞修復プロセスを活性化し、老化や病気の予防に寄与します【6】。
朝のウォーキング&ジョギングの効果
朝のウォーキングやジョギングは、以下のような健康効果があります:
- 心血管機能の向上: 有酸素運動は心血管機能を強化し、心臓の健康を改善します【7】。
- メンタルヘルスの改善: 運動はエンドルフィンを放出し、ストレスや不安を軽減する効果があります【8】。
- 代謝の活性化: 朝の運動は一日の代謝を活性化し、エネルギーレベルを向上させます【9】。
- 筋肉と骨の強化: 定期的な有酸素運動は、筋肉と骨の強化にも寄与し、老化に伴う筋力低下や骨粗鬆症を予防します【10】。
実践例
私の一日のルーチンは次のようになります:
- 断食時間: 前日の午後10時から翌日の13~14時まで断食。
- 朝の運動: 午前6時に起床し、以下のメニューを実施します:
- ウォーキング(30分): 心拍数を適度に上げるペースで歩きます。
- ジョギング(30分): 無理のないペースで走ります。これにより、脂肪燃焼効果がさらに高まります。
- 水分補給: 運動中および断食中は十分な水分を摂取。水や無糖のコーヒーがおすすめです。どうしてものときは、無糖の炭酸水を飲むようにしています。
- ストレッチ: 運動後には5〜10分間のストレッチを行い、筋肉のリカバリーを促進します。
- 食事時間:13時から午後10時までの間に、バランスの取れた食事を摂取。タンパク質、野菜、健康的な脂肪を含む食事を心がけます。ただ、心がけが大切で、時間も1.2時間は前後してます。食事内容もジャンクフードなども食べてますよ。
詳細な効果と注意点
体脂肪の減少
16時間断食と朝の有酸素運動は、脂肪燃焼を最大化します。特に、空腹時の運動は、インスリンレベルが低いため、脂肪細胞からエネルギーが放出されやすくなります【11】。
心血管機能の向上
有酸素運動は心臓を強化し、血圧を安定させる効果があります。また、HDL(高密度リポタンパク質、いわゆる善玉コレステロール)を増加させ、LDL(低密度リポタンパク質、悪玉コレステロール)を減少させることができます【12】。
メンタルヘルスの改善
定期的な運動は、うつ病や不安症状の緩和に効果的です。朝の運動は、日中の精神的なパフォーマンスを向上させ、夜の睡眠の質も高めます【13】。
注意点
- 無理のない断食と運動: 断食や運動を始める前に、自身の体調やライフスタイルに合わせて無理のない計画を立てることが重要です。
- 十分な栄養補給: 食事時間中には、十分な栄養を摂取し、体が必要とするエネルギーと栄養素を補うことが大切です。
- 医師への相談: 特に既往症がある場合や、特定の薬を服用している場合は、断食や新しい運動プログラムを始める前に医師に相談することをお勧めします。
Point
16時間断食と朝のウォーキングやジョギングの組み合わせは、体脂肪の減少、心血管機能の向上、そしてメンタルヘルスの改善に効果的です。この健康的なルーチンを続けることで、より充実した健康的な生活を手に入れることができます。
※あくまで理想です。結果はまだ表れていないような…。かといって毎日体重を測ることもしていません。減量が目的ですが、それだけのために無理をしないように心も健康であることを心がけています。
日々の洗顔時に少し小顔になったかもとか思いながら過ごしています。
エビデンスに基づいた情報を提供することで、読者に信頼性のある健康とフィットネスの方法を伝えることができます。理学療法士としての専門知識を活かし、読者の皆さんが健康的なライフスタイルを実践できるようサポートします。
【参考文献】
- Longo, V. D., & Panda, S. (2016). Fasting, Circadian Rhythms, and Time-Restricted Feeding in Healthy Lifespan. Cell Metabolism, 23(6), 1048-1059.
- Lee, I.-M., Shiroma, E. J., Lobelo, F., Puska, P., Blair, S. N., & Katzmarzyk, P. T. (2012). Effect of physical inactivity on major non-communicable diseases worldwide: an analysis of burden of disease and life expectancy. The Lancet, 380(9838), 219-229.
- Anton, S. D., Moehl, K., Donahoo, W. T., Marosi, K., Lee, S. A., Mainous, A. G., … & Mattson, M. P. (2018). Flipping the metabolic switch: understanding and applying the health benefits of fasting. Obesity, 26(2), 254-268.
- Sutton, E. F., Beyl, R., Early, K. S., Cefalu, W. T., Ravussin, E., & Peterson, C. M. (2018). Early time-restricted feeding improves insulin sensitivity, blood pressure, and oxidative stress even without weight loss in men with prediabetes. Cell Metabolism, 27(6), 1212-1221.
- de Cabo, R., & Mattson, M. P. (2019). Effects of Intermittent Fasting on Health, Aging, and Disease. New England Journal of Medicine, 381(26), 2541-2551.
- Rubinsztein, D. C., Mariño, G., & Kroemer, G. (2011). Autophagy and aging. Cell, 146(5), 682-695.
- Kokkinos, P., & Myers, J. (2010). Exercise and physical activity: clinical outcomes and applications. Circulation, 122(16), 1637-1648.
- Rebar, A. L